【レビュー】ロルバーンを裏抜けまで徹底検証!デザイン性と機能性が両立したノート

  • ロルバーンに興味はあるけど、合わなかったらどうしよう・・・
  • L/M/ミニのサイズってどれくらい?
  • 普段使っているペンは裏抜けしないか知りたい

ロルバーンは手に入りやすく、デザイン性も高いため、全国に愛用者がいるノートです。

ですが、中身や特徴を確認せずに購入すると自分の目的に合わなくて棚の肥やしになりかねません。

もっと詳しい特徴が知りたいと思い、30種類以上のノートに4万円以上使っている乃り子が「ロルバーン」を直接購入。

以下の項目を実際に試して調べました。

  • デザイン性
  • 手に入れやすさ
  • 機能性
  • 書き心地
  • 裏抜け・にじみ
  • 透け感

本記事を読むことでロルバーンが自分に合うノートかがわかりますよ。

総合評価 (4.1)

デザイン性
手に入れやすさ
機能性
書き心地
裏抜け・にじみ
透け感
※管理人:吉田乃り子個人による評価です
メリットデメリット
丈夫
目に優しい
書いた内容が見やすい
ページがキレイに切り離せる
収納ポケット付き
表紙デザインが豊富
ホチキス綴じやダイアリー、リフィルタイプなど種類が豊富
専用アクセサリ多数
万年筆で裏抜けしにくい
リングが手に当たる
バンドが段差になって邪魔
や固めの紙質
ペンによっては裏抜けする
ペンの色味が異なって見える
専用の修正テープ以外は目立つ
透けやすい
目次

ロルバーンとはシンプルで使いやすいポケット付きメモ

1987年のものづくりからはじまり、数々のオリジナルステーショナリー・雑貨を販売し続ける文具メーカー、デルフォニックス。

今回ご紹介する「ロルバーン」は、デルフォニックスの代表的な製品の一つです。

詳細

商品名ロルバーン
販売会社株式会社デルフォニックス
サイズ
※通常版リングノートのみ記載
A5/L/M/ミニ/横型L/横型M
価格(税込)
※通常版リングノートのみ記載
A5    1,045円
L    759円
M     539円
ミニ    473円
横型L   913円
横型M  825円
ページ数A5 160P
L/横型L 140P
M/ミニ/横型M 120P
紙の種類上質紙(クリーム色)
引用元:デルフォニックス公式SHOP(2024年2月時点)

表に記載した価格はあくまで、通常版のリングノートのものになり、限定デザインやクリア表紙、メタリック表紙の場合は、通常版よりも価格が上がります

なお、メタリック表紙なら170円ほど、クリア表紙なら200円ほど(2024年2月時点)高くなっていました。

特徴

ロルバーンシリーズの特徴は以下のとおり。

  • 切り離しやすいミシン目
  • 表紙デザインに合わせたロゴ
  • 持ち運びに便利なゴムバンド
  • スマートな印象のダブルリング
  • 書きやすくする色台紙と裏表紙
  • 切り離したページがぴったりと入るクリアポケット

ドイツ語で“滑走路”の意味を持つロルバーン。
「シンプルで飽きのこないデザイン」と「使いやすさ」が一体となった
ポケット付きメモです。

引用元:ロルバーンブランドサイト

どのような使い方にも対応できるデザインで、大変使いやすいノートです。

リングノート以外にも「ホチキス綴じのノート」やマンスリーが付いた「ダイアリー」、ルーズリーフのようにリフィルが入れ替えられる「フレキシブル」が販売されています。

ロルバーンのサイズってどれくらい?

ロルバーンのリングノートはA5だけでなく、L/M/ミニというサイズを販売しています。

シンプルな表記ではありますが、L/M/ミニだとサイズがいまいち分からないと思う方も多いのも事実。

詳しくサイズ感を知りたいという方のために比較表を作ってみました。

ロルバーンのサイズ大きさ大きさの近い規格
L横143×縦182×厚み15mmB6(横128×縦182mm)
M横111×縦138×厚み15mmA6(横105×縦148mm)
ミニ横82×縦105×厚み15mmA7(横75×縦105mm)
※A7はA6の半分
横型L横191×縦126×厚み15mmB5(横182×縦257mm)の約半分
横型M横171×縦109×厚み15mmB5半分より一回り小さい
サイズの引用元:デルフォニックス公式SHOP

ロルバーンの評判・口コミ

スクロールできます
https://twitter.com/hotcake_oishi/status/959021600459796481?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E959021600459796481%7Ctwgr%5E44138942e822d41d48007303e9cd3539f1a73b91%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fzubotto-note.com%2Fwp-admin%2Fpost.php%3Fpost%3D56action%3Dedit

デザインが豊富、シンプルな機能性、ポケット付きといった点が多くの方に評価されています。

一方で、「リングが当たって書きにくい」「黄みの強いクリーム色が合わない」といった不満の声も多かったです。

ロルバーンを6つの観点から徹底検証&評価レビュー

ここからは購入したロルバーンを6つの観点から、実際に管理人乃り子が検証した結果を掲載しています。

購入前の参考として、ぜひご覧ください。

デザイン性:5/5

ビジネスでも使いやすいシンプルな通常版と、コレクター魂がくすぐられる限定デザイン版があります。

特に限定品はデザインが豊富で、イベント限定品やその場でしか買えないご当地デザインなども多いです。

下の写真は文具女子博限定デザインの一つ。

乃り子

個性を出したい方やオシャレなノートがほしい方なら限定デザインの購入を検討しましょう。

手に入れやすさ:4/5

通常版は大型書店や大型雑貨店で売られていることが多く、ネット通販でも手軽に購入できます。

一方、限定デザインは通常版よりも価格が高く、特定の場所やイベントでしか買えないものが多いのが難点。
また、限定デザインはL・Mサイズで販売されていることが多く、それ以外のサイズの限定デザインはあまりありません。

機能性:4/5

機能性として以下の項目を検証しました。

  • 見やすさ
  • めくりやすさ
  • 消しやすさ
  • プラス機能

実際に試した結果や他の製品と比較した写真も合わせて記載してるので、チェックしてみてください。

見やすさ

薄いグレーの点線5mm方眼が印刷されています。

方眼が目立たないため、書いた文字やイラストがとても見やすい仕様です。

しかし、かなり黄みが強い紙なので人によっては好き嫌いが分かれることも。黄色やオレンジといったカラーペン、マーカーは見にくくなるため、使うペンに少し制限がでます。

乃り子

カラーペン本来の色味を楽しみたい方なども向いていません

めくりやすさ

リング径に余裕があって、めくりやすいです

また、折りたたむことで省スペースの筆記もできて便利。

消しやすさ

ロルバーンは黄みが強いため、他社製のクリーム色修正テープだと目立ちます

乃り子

目立たず消したいなら、専用の修正テープを使いましょう

B、HBのシャーペンで書いたあと、MONO消しゴムで消す検証です。

結果、両方ともキレイに消せており、シャーペンによる筆記も問題ありませんでした。

消すときも消しゴムが紙に引っかかったり、ミシン目が破れたりしないため、消しやすいノートだといえます。

プラス機能

ロルバーンはシンプルな構成のノートですが、便利に使うためにいくつか機能が付いています。

それがミシン目クリアポケット

ミシン目を使うとキレイに切り離せるので、キレイな状態でメモを相手に渡せます。

書き損じをしたときも、気軽にノートから切り離してなかったことに。

クリアポケットはノートの後ろ側に5枚付いており、ミシン目で切り離したページが入るサイズです。

メモを一時保存したり、シールや入場チケットなどの小物を入れたりなど使い方は自由自在。

また、クリアポケットを挟んでいる2枚の黄色台紙が、クリアポケットの歪みや折れを防いだり、バンドを留めるハトメのガタつきを抑えたりといった役割を果たしています。

乃り子

細かな工夫で使いやすさが格段にアップ

書き心地:5/5

手触りが良く、サラサラとした質感の紙が特徴。

油性ボールペンだと滑るようにサラサラと書けます。

ゲルインキボールペンなら若干ひっかかりもありながら、滑らかな書き心地

万年筆も少しのひっかかりはあるものの、「サッサッ」または「サリサリ」といった感じでした。

滑らかすぎず、とめ・はね・はらいが書きやすいため、しっかりとした書き心地を求める方向け

また、表紙と裏表紙が下敷き代わりになり、手に持っての筆記がしやすいです。

一方で、リングの接触による中央部の書きづらさや、バンドを留めるハトメによるガタつきが気になります。

乃り子

リングノートやルーズリーフが苦手な方は注意!
デザインだけで買うと後悔するかも

裏抜け・にじみ:3.5/5

どのペンもにじみは問題なく書けました

裏抜けに関しては、水性ペンの一部と油性ペン、ドットマーカーがはっきりと抜ける結果に。

なお〇評価に関しては、「よく見たらにじんでいるかも?」と感じたペンと、使い方次第で裏抜けすると感じたペンに付けています。

各カテゴリーにて、詳細な結果を記載しています。

ゲルインキボールペン・筆ペン・油性ボールペン・水性ペン

左:表面  右:裏面
ペンの種類メーカー商品名裏抜けにじみ
ゲルインキボールペン無印ゲルインキボールペン 0.5
三菱ユニボール One 0.5
ユニボール シグノ 0.5
ぺんてるエナージェル 0.5
ゼブラサラサクリップ 0.5
パイロットJuice 0.5
筆ペントンボ筆之助 しなやか仕立て
油性ボールペン三菱ジェットストリーム 0.5
水性ペンゼブラクリッカート 赤
パイロットフリクションカラーズ 青
100均サインペン 黒
無印水性サインペン ふじむらさき
油性ペンサクラ油性ペン
裏面アップ:ゲルインキボールペン

ぺんてるの「エナージェル」は書き終わり部分でわずかに裏抜けています。
小さなドット程度の裏抜けですが、人によっては気になるかもしれません。

裏面アップ:水性ペン

ペン先が太い分、ゼブラの「クリッカート」は裏抜けがはっきり目立っています。

油性ペンは完全に裏抜けしました。

マーカー

ペンの種類メーカー商品名裏抜けにじみ
マーカーゼブラマイルドライナー ピンク
トンボ蛍coat オレンジ
三菱プロパスウインドウ みどり
パイロットフリクション 蛍光ペン ソフトブルー
無印ラインマーカー あんずいろ
100均マーキングペン(ソフト) グレー
Tooコピックスケッチ YG67 Moss

マーカーだと裏抜けの差が明確です。

裏面アップ:マーカー(マイルドライナー)
裏面アップ:マーカー(100均)

写真だと「マイルドライナー」の裏抜けは分かりにくいですが、「マイルドライナー」や「100均のマーキングペン」だと、1度塗りでも書き終わり部分が裏抜けします。
しかし、1度塗りならドットレベルの裏抜けですし、薄い色だとほとんど目立たないので、問題なく筆記できるレベルです。

「コピックスケッチ」の場合は次のページまでインクが抜けてしまいます。

イラストを描くときは「コピックスケッチ」以外を使いましょう。

ドットマーカー・万年筆

左:表面  右:裏面
ペンの種類メーカー商品名裏抜けにじみ
ドットマーカー呉竹クリーンカラードット 302 POWDER BLUE
トンボプレイカラードット ライラック
100均カラードットマーカー ピンク
万年筆パイロットカクノ<F>+色彩雫 紺碧(パイロット)
プラチナプレジール<F>+純正カートリッジ ブラック
プレピー 0.5+純正カートリッジ ブルーブラック
プレピー 0.3+純正カートリッジ ブルーブラック
セーラーハイエースネオ<F>+青墨(セーラー)
hocoro 2.0+色彩雫 冬柿(パイロット)
裏面アップ:ドットマーカー

通常のマーカーとは異なり、ドットマーカーは完全に裏抜けしました
とくにドットを書くときは裏抜けが目立ちます。

写真でもくっきり裏抜けているのがわかるので、ロルバーンを使用する際はドットマーカーは避けましょう。

裏面アップ:万年筆

一方、万年筆はにじみも裏抜けもなく、優秀

よく使われるF、0.3、0.5のペン軸だけでなく、カリグラフィータイプhocoro2.0でもにじみ・裏抜けがありません。

乃り子

万年筆ユーザーなら1度は試す価値はあります

スタンプ

左:表面  右:裏面
ペンの種類メーカー商品名裏抜けにじみ
スタンプミドリペインタブルスタンプ 浸透印 油性顔料系インキ
シャチハタスタンプ台 油性顔料系インキ
ツキネコバーサマジック 水性顔料系インキ

浸透印のスタンプは完全に裏抜けしました
浸透印を直接使うのは避け、付箋などにスタンプして貼り付けるなどの工夫をしましょう。

しかし、スタンプ台を使って押すスタンプなら裏抜けしませんでした。
付けるインクの量によっては裏抜けする可能性はありますが、軽く付ける程度なら問題なく使えます。

透け感:3/5

裏面:ゲルインキボールペンなど

裏面に書いた文字が読めるほど透けます
黒やブルーブラックといった濃い色なら、くっきり見えるほど透けました。

そのため、両面に文字をたくさん書くと、見返すとき読みづらくなる可能性があります。

乃り子

スペースを空けて書いたり、写真やシールを貼ったりすると、
裏面が見やすくなるのでおすすめです。

全国で愛される実力派!ビジネスからプライベートまで自由に使えるのが魅力

ここまでロルバーンを紹介・検証した結果から、向いている方・向いていない方を以下にまとめました。

おすすめな人

  • たくさんメモやノートを取る方
  • おしゃれなノートをお手頃価格で買いたい方
  • 日記や手帳の初心者(挫折しても別の用途に使い回せるため)

おすすめできない人

  • カラーペンや万年筆インクがもつ本来の色合いを楽しみたい方
  • ドットマーカーや水性カラーペンをよく使う方
  • リングノート自体が苦手な方

ロルバーンは文字が透けやすいですが、全体的に裏抜けが少なく、書きやすいノートでした。

シンプルな通常版ならビジネス、限定デザインなら日記やバレットジャーナルなどの手帳、というように使い分けながら幅広い目的で使用できます。

「ちょっといいノートを使いたいけど、3000円以上するような高級ノートは…」

そんなときに、おすすめできるお手頃価格な一品。

実店舗での購入もしやすく、Amazonなどの通販サイトでの購入も可能なので普段使いにピッタリです。

使い方や好みに合わせて、自分に最適なノートを見つけてください。

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